| 壁の強度が下がり、汚れ・ひび割れ・漏水など、大きな問題になることもあります。 |
どんなモノだって無限に保てるわけがありません。家の外壁の場合、平均して築後10年前後が外壁塗料の耐久期限だと言われています。外壁塗料は美観だけでなく、外壁自体を風雨から保護する役割を持っています。耐久性の落ちた外壁になると、外気や水分の侵入を防ぐことができず、漏水や内部の腐食を招いてしまいます。
症状が軽い段階なら、外壁塗り替えだけで元の状態に戻すことが可能ですが、内部が大きく腐食するような重症の場合、外壁自体を全面改装しなければならず、工事費も大きなものになってしまいます。
|
●外壁ボードの構造
 |
|
●コンクリートの中性化
|
外壁のコンクリートに含まれるセメント成分が化学反応を起こし、本来の強度を失ってしまう現象です。
主にコンクリート表面から浸透してきた空気や水分中に含まれる「二酸化炭素」によって中性化が起こります。
壁内の鉄筋は高アルカリ状態では、ほとんどサビませんが、中性化したコンクリート(pH10以下)になると腐食(サビ)を促進し、どんどん劣化していきます。
内部まで腐食が進んでしまうと、漏水が起こるだけでなく、家が傾いたり、すき間ができたり、と安全性にも大きく影響します。
台風や地震などで劣化したモルタル外壁が崩れ落ちるなどが起こると、右図の「バラ板」等がむき出しになってしまいます。この状態で風雨にさらされると、バラ板が腐ってしまい、壁面の全改装(大工工事、左官工事、塗装工事)を行わないと元に戻すことができません。
完全な回復ができないこともあり得ますので、甘くみると大事です。
こうしたトラブルを防ぐためには、早め早めのチェックが重要です。築5年、7年、10年おきに定期点検を行って、早期発見・早期治療を心がけてください。
|
●ひび割れ幅と塗料浸透性試験
 |
●モルタル外壁の構造
 |
●モルタル経年変化試験
 |
↑TOPへ戻る
|
●サビ・腐食・ひび割れの進行
|
最初の段階では外壁コンクリートはpH値の高いアルカリ状態で、もちろん、ひび割れもありません。外壁塗料は壁を保護する大事な働きをしているのです。(図1)
しかし、見た目にはわからなくとも、風雨や日照によって、塗料は少しずつ落ちていきます。
そのまま何年も経つと、やがてひび割れ(クラック)が発生します。(図2)
|
 |
 |
ここから空気や水分が侵入し、コンクリートの中性化が進み、鉄筋がサビはじめます。(図3)
サビによって膨張した鉄筋がひび割れ部を圧迫し、ひび割れはさらに大きくなり、周囲の外壁が脱落してしまいます。(図4)
こうして被害が大きくなり、ますますサビも進行していきます。やがては壁内のバラ板等も腐ってしまい、役に立たなくなってしまいます。 |
 |
 |
↑TOPへ戻る
|
●色あせ・変色・汚れ・カビ
|
汚れなんかは洗えば落ちる、と甘くみてはいませんか?。長年積み重なった汚れは、外壁にしみ込んでしまっていて、洗ったくらいでは落ちません。
さらにカビやコケなども、しっかり根を張ってしまうと、塗料を剥がして削り落とすしかないのです。
また、塗料自体も色あせていきますから、くすんだり変色したりします。
住まいを美しく健康に保つには、やはり定期的な点検と補修が欠かせないのです。 |
↑TOPへ戻る
|
|